合成オッズとは
合成オッズは、複数の買い目を掛け合わせて導き出すオッズのことです。
この数値を用いることで、複数の買い目の払い戻し金額がある程度等しくなるよう、馬券代を設定することが可能。
ちなみに、この方法は他の公営ギャンブルや競馬におけるどの券種でも使うことができます。
合成オッズのメリット・デメリット
合成オッズを使うメリットとデメリットはこちら。
最も大きなメリットとしては、簡単に最適な資金配分が算出できる点。
馬券代が多くなればなるほど資金配分は慎重になるため、かける時間は増えるもの。
時短への大きな一手になるでしょう。
また、複数の合成オッズを導き出し比較することで、思わぬオイシイ買い目に出会えることもありますが・・
一方で、合成オッズはどの買い目が当たっても均等に配当が獲得できる手法。
帯封などの高配当はほぼほぼ狙えません。
どちらかと言えば保守的なので、コツコツ利益を獲得したい方向けということを忘れないようにしましょう。
合成オッズの計算方法
合成オッズの計算式は以下の通り。
- 1÷(1÷オッズA+1÷オッズB+1÷オッズC…)
用いるオッズが2つの場合は「1÷(1÷オッズA+1÷オッズB)」。
3つ目の「+1÷オッズC」以降は、合成するオッズの数によって増やしていきます。
文章で説明すると、以下の通り。
- それぞれのオッズの逆数を求める
- 1で出た数字を足す
- 2で出た数字の逆数を求める
逆数と聞くと分かりにくそうですが、逆数は1/オッズ、つまり上の式で言う『1÷オッズA or B』の部分を指します。
合成オッズの計算例
例えば、オッズ5倍と7倍の馬券を買うとします。
これを計算式に当てはめると・・
- 1÷(1÷5+1÷7)
= 1÷(0.2+0.14)
= 1÷0.34
=2.94
以上から、オッズが5倍と7倍の合成オッズは2.94倍ということがわかります。
慣れてしまえば簡単ではありますが、毎回計算をするのは面倒・・・
そんな方は、ネット上にある合成オッズ計算機などを利用するのがおすすめです。
合成オッズを使った馬券代の計算方法
合成オッズが導き出せたところで・・
続いては、均等払戻しを狙うための馬券代を計算していきます。
計算式はこちら。
馬券代の総額を5,000円とし、先ほど導き出した合成オッズを使って馬券代を算出すると・・
- 5,000×2.94÷5=2,940円
- 5,000×2.94÷7=2,100円
となります。
そして払戻しは
- 2,900×5=14,500円
- 2,100×7=14,700円
となり、どちらが当たっても最大限の利益を得ることができます。
合成オッズの注意点
非常に便利な合成オッズですが、使う際にはいくつか注意点があります。
- 基本的に1つの券種で多点買いしなければならない
- 高いオッズを狙いすぎない
- 合成オッズを計算した時に、2.0以上になる買い目を選ぶ必要がある
合成オッズを導き出すには、どんな組み合わせでも良いというわけではありません。
つまり、同じ買い目でワイドと馬連を買った場合は合成オッズは計算できないということです。
重複して的中しない馬券の組み合わせであれば合成オッズは計算できますが、基本的には同じ券種で計算することをおすすめします。
続いて2つ目。
算出した合成オッズが2.0未満の場合トリガミになってしまうため、2.1以上になるような組み合わせを選ぶ必要があります。
基本的なことではありますが、これを忘れると利益は出ません。
ただ、オッズが高すぎてもそもそもの予想的中率が低下。
極端な穴狙いは避けるのが懸命です。
ちなみに、オッズはその馬券の売上によってレース開始の直前まで変動。
チェックするタイミングによっては誤差が生じてしまうので、なるべく直前に決めることをおすすめします。
合成オッズのまとめ
今回は、合成オッズを使った馬券の買い方をご紹介しました。
この方法を使えば「当たってもトリガミ・・」なんて事態とはおさらば。
ぜひマスターして、競馬予想に活かしてください。
競馬における合成オッズとは?計算方法を徹底解説!の口コミ
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