荒れるレースとは
競馬の荒れるレースの定義は、人それぞれ。
オトナの競馬は、券種別の平均配当の中央値よりも高い配当がついた場合を荒れたレースと定義します。
具体的な券種ごとの平均配当は以下の通り。
【2005年〜2020年までの48,600レースの中央値】
最新のデータではありませんが、統計を取ったレース量を考慮するとかなり信頼出来る情報。
こちらの中央値以上の配当がついたレースは、荒れたと判断して良いでしょう。
競馬の荒れるレースの特徴3選
では、どのようにして荒れそうなレースを見極めるのか。
オトナの競馬が考えるポイントを紹介します。
順番に詳しく解説します。
雨の時の芝のレース
競馬には2種類のトラックの素材が存在。
競馬場は、ドームなどは無く屋外開催のため天候の影響を大きく受けます。
災害級の大雨でもない限り基本的に通常通り開催。
場合によっては、トラックがまるで田んぼや池の様になっているレースも珍しくありません。
もちろん、そのような状況で求められる馬の能力は全く違います。
そのため、晴れの芝で無類の強さを誇っていた馬でもあっさり負けてしまうことも珍しくありません。
また、芝はダートの会場よりも水分の吸収が悪いので、ダートよりも雨の影響を顕著に受け荒れやすくなります。
距離が1,000m〜1,600m
競馬は距離が短ければ短いほど、小さなミスが大きく結果に影響します。
中、長距離はスタートで小さなミスをした程度ではさほど痛手にはなりませんが・・・
短距離はスタートをミスした時点でほぼ巻き返しは不可能。
前評判の高い馬でも毎レース確実にミス無くスタートを切るのは不可能に近いので、短距離レースの結果が荒れやすくなるのは当然でしょう。
また、短距離レースはコース取りや騎手の一瞬の戸惑いといった運要素が大きく影響します。
そのため、多少実力が劣っている馬でも十分に馬券に絡むことが可能。
2,3着に穴馬が絡んでくることも多く、結果としてヒモが荒れやすくなります。
バイアスによるオッズの異常
ここでいうバイアスとは俗に言うオカルト的なこと。
競馬業界には、以下のような根拠の無いバイアスが無数に存在します。
- 菊花賞の勝ち馬は天皇賞(春)で勝てない
- 弥生賞で優勝した馬は皐月賞では勝てない
などなど・・・
にわかには信じられませんが、なんとなくそんな気がする。
そんなジンクスが、オッズに大きく影響してきます。
それにより、本来の実力は文句無しの1番人気であるにも関わらずオッズが全く集まらなかったり。
反対に、実力は其処までの馬では無いにも関わらずジンクスやバイアスによって票が集中する現象が度々発生。
もちろん根拠は無いので、結果として荒れたレースに繋がります。
荒れやすいレースで穴馬を見抜くポイント3選
荒れやすいレースの特徴を紹介しましたが、これだけで攻略するのは不十分。
ということで、荒れやすいレースの穴馬を見抜くポイント3つを紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
過去のデータを分析する
競馬において過去のデータはかなり役に立つ情報。
過去の出走履歴と順位を確認することで、得意な距離や傾向を割り出す事が出来ます。
その他にも、
- 馬場の変化に強いか
- 内枠と外枠のどちらに強いか
- どの競馬場に強いか
などをチェックすることで、好走する穴馬の手がかりを掴むことが出来ます。
血統を確認する
競馬は、ブラッドスポーツと呼ばれるほど親馬の血が影響します。
そのため、親を確認することである程度得意な距離や馬場の状態を把握することが可能。
特に、母馬の影響を受けやすいので必ずチェックするようにしましょう。
過剰人気かどうかを判断する
競馬には、
- 有名馬だから
- 何となく名前が良いから
- 1人がかなりの金額を賭けている
- 有名人がおすすめしていた
このような理由で、本来の実力には見合わない高い評価を受けている場合があります。
特にインターネットが発展した現代では、情報の伝達速度はかなりのものですが・・・
しっかりと周りの情報に流れされずに判断できれば、かなり稼ぐことが可能。
自分の相馬眼を磨いて勝負するようにしましょう。
荒れるレースでおすすめの券種を3つご紹介!
荒れるレースにおいて、勝負する券種は非常に重要。
間違った券種で勝負していては、稼ぐことは難しくなります。
ということで、オトナの競馬は荒れるレースで勝ちやすい券種を3つ厳選。
それぞれおすすめの理由を紹介していきます。
複勝
複勝は、全ての券種の中でも最も的中しやすい券種。
また、1〜3着までに入る1頭を選びため、1点で広い範囲をカバー出来ます。
- 競馬を初めて予想に自信がない
- 荒れる展開で絞りきれない
- ワンチャンスを狙いたい
このような場合は、複勝がピッタリでしょう。
ワイド
ワイドは、複勝と比較して的中難易度は高め。
反面、2倍以上の配当が期待できます。
なので、オールマイティーで比較的幅広いレースにも対応が可能。
迷ったら、この券種で勝負すれば問題ありません。
三連複
意外かもしれませんが、実はレースによっては3連複の方が予想が簡単なケースが存在。
まず、オトナの競馬は荒れるレースは大きく分けて2種類のレースがあると思います。
- ヒモが荒れるレース
- 3着まで全て荒れる可能性があるレース
荒れるレースと言っても大抵は1頭程度は、確実に馬券絡んでくると予想できる馬がいます。
そんな馬は、もちろん3連複の軸馬には最適ですが・・・
しかし”3着以内”に絡む馬は、例えば馬連の軸馬としては不向き。
軸馬が2着以内にゴールしなければならないため、仮に軸馬が3着で入線した場合その時点で外れになります。
一方、3連複の場合、この軸馬が3着以内にゴールすれば的中の可能性が残されていますよね。
以上の理由から、荒れるレースでは3連複の方が容易に的中を狙え、かつ配当も見込めるということです。
荒れる重賞レース3選をご紹介!
続いては、競馬場の影響やバイアスの影響で荒れやすいレースを3つ紹介します。
実際に荒れたレースの中で、先程ご紹介したような特徴が反映されているものはどれほどあるのか。
順番に確認していきましょう。
中京11R高松宮記念
荒れやすい重賞レース1戦目は、毎年春に開催される中京11Rの高松宮記念です。
このレースは2022年の重賞レースの中で最も3連単が高配当だったレース。
3連単の配当はなんと27,845.6倍。
1点100円で掛けていた場合2,784,560円にもなるとんでもない倍率です。
更に高松宮記念の高配当はこの1回に終わらず、2023年のレースでも6,682.8倍の倍率を記録。
何故ここまで高松宮記念が荒れるのか。
それは・・・ズバリの距離にあると考えます。
高松宮記念の距離は1,200m。
先ほど説明した通り1,200mは競馬では短距離レースにあたり、スタートの上手さや運要素が大きく影響してくる距離です。
また、中京競馬場は逃げ馬天国と言われるほどコースの造りが逃げ馬向け。
そのため、能力が劣っていてもスタートが決まり先頭にさえ出てしまえば圧倒的に勝ちやすいので、スタートの強い穴馬が馬券に絡んでくる事が多くあります。
実際に直近5年の成績を見ても分かる通り、5年の内3年は穴馬が1着に入線する結果。
そして、これらの馬はいずれもスタートが上手く決まった馬ばかりでした。
更に、高松宮記念は3月の第4週に開催されるので、レース当日や前日に雨が降る事も多いのが特徴。
そのため「芝×雨」により馬に求められる能力がまるで変わってきます。
こういった点からも、中京競馬場の高松宮記念は荒れやすいレースと言えるでしょう。
東京11R安田記念
続いての荒れやすい重賞レースは、6月に開催される安田記念。
安田記念は天候を始めとした以下のような多くの要因が絡み、競馬業界では荒れやすい重賞として有名です。
- 出走馬のレベルが高い
- 梅雨の時期に当たる
- 東京競馬場が荒れやすい
安田記念はG1なので、出走馬は選りすぐりのハイレベルな馬ばかり。
例えば
- ダノンスコーピオン
- アーモンドアイ
- グランアレグリア
etc・・・
誰もが一度は名前を聞いた事のあるような馬ばかり。
これらの馬が1,600mという短距離で競い合うのですから、これだけでも予想が難しいというのがお分かり頂けるでしょう。
また、安田記念の開催時期は6月の第1週。
この時期は、梅雨の時期にあたります。
加えて安田記念が開催される東京競馬場は、芝が長く水を含みやすいのが特徴。
そのため梅雨で降った雨をたっぷりと含んだ芝を走ることになります。
前述した通り雨の日の芝は、晴れの日の芝と求められる能力が真逆。
加えて梅雨は降雨量も不安定なのでコースの状況が変わりやすく、競馬新聞などの事前情報が全く当てにならない事が多々あります。
これらの要因が複雑に絡み合った安田記念は、いかに予想を的中させる事が難しいかお分かり頂けたでしょう。
新潟11Rスプリンターズステークス
3つ目の荒れる重賞の代表格はスプリンターズステークスでしょう。
スプリンターズステークスは10月の第1週の日曜日に開催されるレース。
名前からもお分かりの通り、このレースは1,200mの超短距離勝負です。
1着のゴールタイムが1分10秒前後と短時間でレースが決着。
2着馬とのタイム差も生まれにくく、0.1秒を争う戦いになります。
そのためスタートからゴールまでの僅かなミスが命取り。
しかし、競馬は馬を相手にする競技なので、完璧に騎乗する事は不可能ですよね。
そのため他の重賞よりも運要素が強くなり、もはや競馬というよりも博打に近い感覚。
例外的にロードカナリアのような、圧倒的に強い馬も存在しますが・・・
そのような馬がレースに参加している事は稀。
ですので、やはりスプリンターズステークスは荒れやすい重賞といえるでしょう。
荒れやすい重賞レースに実際に参加してみた結果は?
ここまで、荒れやすいレースや攻略のコツを紹介してきました。
続いて、実際にこれまでに知識を活かして実際に荒れるレースに参加していきます!
スプリンターズステークスの見解
最初は、2023年10月1日のスプリンターズステークス。
出走表は以下の通りです。
今回は、過去の結果から距離適性が高いと判断したマッドクールを選択。
ただ、着順までは予想出来なかったので複勝1点100円で勝負します。
果たして結果は・・・
5−10−1で決着です。
2着だったため、複勝で見事に的中。
配当は3.2倍で、利益を獲得出来ました。
高松宮記念の見解
続いては、2024年3月24日の高松宮記念。
出走表はご覧の通り。
今回も、血統や距離適性などからマッドクールを複勝1点100円で購入しました。
結果はご覧の通り。
短距離で結果を残していたマッドクールが見事に1線です。
配当は3.4倍でプラス収支となりました。
安田記念の見解
最後は、2024年6月2日の安田記念。
出走表は以下の通りです。
今回も複勝1点100円で勝負します。
選んだ馬は、距離適性のあったナミュール。
果たして結果は・・・
無事的中しました。
配当は3倍と中々。
無事に3連勝を達成しました。
競馬の荒れるレースの特徴と買い方まとめ
今回は、競馬の荒れるレースの特徴と買い方を紹介してきました。
勝機がないと思い込み、敬遠しがちな荒れるレースですが・・
きちんと特徴や買い方などを理解して望めば、一攫千金を狙えることがわかったと思います。
皆さんも今回紹介した特徴や買い方を参考にしながら、荒れるレースを読み切って高配当を獲得しましょう!
競馬の荒れるレースの買い方を徹底解説!見分け方や特徴をご紹介しますの口コミ
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