オッズ断層を使った馬券の買い方とは?オッズ理論を用いて回収率UP!

競馬オッズ理論

皆さん、競馬予想を行う上で参考にしているものはありますか?

馬の血統・パドック、騎手の能力といった基本的な情報や競馬新聞の印、競馬予想家の予想などなど。

人によって様々あると思いますが・・

今回は、その中から「オッズ」にフォーカス。

「オッズ理論」という手法を用いた馬券の買い方をご紹介します。

この記事でわかること
  • オッズ理論とは
  • オッズ断層とは
  • オッズ断層を活用するメリット・デメリット
  • オッズ断層を元に買う手順
  • オッズ断層を用いて実際にレースに参加した結果

「難しい情報抜きで競馬を予想してみたい」
「オッズを用いて効率的に勝ちたい」

そう思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

    オッズ理論とは?

    簡潔に言うと「レース直前にオッズだけを見て予想」する方法です。

    本来競馬は、馬の血統や騎手の能力、馬のコンディションなど様々な要素を混ぜ合わせて予想しますが・・・

    それらが最終的に目に見えて現れるのが「オッズ」です。

    ですので、オッズ理論はシンプルで簡単な買い方である事はもちろん。

    選考基準が明確なので、予想に安定感があるのも大きな特徴です。

    オッズ理論のメリット・デメリット

    続いて、オッズ理論を活用するメリット・デメリットを紹介します。

    オッズ理論を活用するメリット

    メリットは以下の通り。

    • 予想の基準が1つだから簡単
    • 予想者の技量が問われない
    • 馬券代をある程度絞れる

    一般的に競馬予想は、大まかに馬、人間、環境の3つの要素を考慮しなければなりません。

    しかし、オッズ理論はそれらの要素を考える必要が無いので、予想者の技量は関係無し。

    また、予想のフローが明確で的はずれな馬を選ぶ事もないため、結果として馬券代の節約になります。

    以上から、オッズ理論を活用する1番のメリットはやはりその手軽さと安定感にあると言えるでしょう。

    オッズ理論を活用するデメリット

    一方で、オッズの変動を直前まで逐一チェックしなければならないのはデメリットです。

    オッズが最も落ち着くのはレース直前。

    馬券は、オッズが確定してからでは購入することが不可能です。

    そのため、直前までオッズの変動をチェックするのが必須。

    また、オッズ理論は出走直前まで粘るため、多くのレースに参加できないのも欠点です。

    鍵はオッズ断層にあり!オッズ理論を使った馬券の買い方とは?

    オッズ理論を使った買い方は、大きく3つのステップ分けられます。

    1.  オッズ断層を軸に馬を絞る
    2. 単勝・複勝オッズの順位の変動を確認
    3. オッズ断層の最下位馬は買い目から除外

    順番に詳しく紹介します。

    オッズ断層を軸に馬を絞る

    まず1つ目のステップとして、オッズ断層を境に馬を絞る必要があります。

    オッズ断層とは、馬をオッズ順に並べた際に、次の馬とのオッズ差が急激に開いている箇所の事。

    2023年10月29日に開催された「天皇賞(秋)」を元に解説します。

    馬番順

    馬番 馬名 単勝オッズ 複勝オッズ
    ノーズブリッジ 167.9倍 9.8倍〜61.9倍
    エヒト 281.7倍 20.5倍〜131.8倍
    ドウデュース 4.3倍 1.2倍〜4.6倍
    ダノンベルーガ 14.0倍 1.6倍〜7.7倍
    ガイアフォース 45.4倍 3.1倍〜17.9倍
    ジャスティンパレス 35.1倍 2.9倍〜16.3倍
    イクイノックス 1.4倍 1.1倍
    ヒシイグアス 141.9倍 6.5倍〜40.3倍
    プログノーシス 11.4倍 1.6倍〜8.1倍
    ジャックドール 15.2倍 1.9倍〜9.6倍
    アドマイヤハダル 160.0倍 7.8倍〜48.4倍

    馬番の出走表で並べた時の各オッズはこのようになります。

    このままだと、1番人気のイクイノックスと2番人気のドウデュースが圧倒的といった情報くらいしかわかりませんが・・

    オッズ理論をフル活用するためには、まずは単勝オッズ順に並べる必要があります。

    単勝オッズ順

    馬番 馬名 単勝オッズ 複勝オッズ
    イクイノックス 1.3倍 1.1倍
    ドウデュース 4.3倍 1.2倍〜4.6倍
    プログノーシス 11.4倍 1.6倍〜8.1倍
    ダノンベルーガ 14.0倍 1.6倍〜7.7倍
    ジャックドール 15.2倍 1.9倍〜9.6倍
    ジャスティンパレス 35.1倍 2.9倍〜16.3倍
    ガイアフォース 45.4倍 3.1倍〜17.9倍
    ヒシイグアス 141.9倍 6.5倍〜40.3倍
    アドマイヤハダル 160.0倍 7.8倍〜48.4倍
    ノーズブリッジ 167.9倍 9.8倍〜61.9倍
    エヒト 281.7倍 20.5倍〜131.8倍

    10番ジャックドールと6番ジャスティンパレスの間に、単勝オッズ約20倍のオッズの開きがあります。

    このオッズの急激な開きが「オッズの断層」。

    ここを1つの境として、馬券内に入る馬を厳選します。

    オッズ断層で絞った馬は、馬券に高確率で絡む傾向にあります。

    今回の場合、ジャスティンパレス以下の馬は馬券外と想定し、除外。

    こうすることで残り5頭まで候補の馬を絞る事が出来ます

    単勝・複勝オッズの順位の変動を確認

    続いては、単勝オッズと複勝オッズの順位を見比べて期待値の高い馬を決めます。

    【単勝オッズ順】

    馬番 馬名 単勝オッズ 複勝オッズ
    イクイノックス 1.3倍 1.1倍
    ドウデュース 4.3倍 1.2倍〜4.6倍
    プログノーシス 11.4倍 1.6倍〜8.1倍
    ダノンベルーガ 14.0倍 1.6倍〜7.7倍
    ジャックドール 15.2倍 1.9倍〜9.6倍

    【複勝オッズ順】

    馬番 馬名 単勝オッズ 複勝オッズ
    イクイノックス 1.3倍 1.1倍
    ドウデュース 4.3倍 1.2倍〜4.6倍
    ダノンベルーガ 14.0倍 1.6倍〜7.7倍
    プログノーシス 11.4倍 1.6倍〜8.1倍
    ジャックドール 15.2倍 1.9倍〜9.6倍

    複勝オッズで並べた場合、単勝4番人気だったダノンベルーガが3番人気に浮上します。

    このように単勝オッズの順位と比べて、複勝オッズの順位の方が高い馬は理論上3着以内に入る期待値の高い馬。

    この様な馬を軸馬にすることで、的中率が高まる傾向にあります。

    よって、軸馬はダノンベルーガに決まりました。

    相手は、オッズの断層で絞った残りの4頭。

    このようにして、軸馬と相手馬を基準を明確にして絞る方法がオッズ理論の買い方です。

    オッズ断層の最下位馬は買い目から除外

    最後は、より利益を得るためののワンポイント。

    オッズ断層を参考に、選出馬を6頭に絞ったと仮定します。

    その中から、一番オッズが高い馬を買い目から除外するのがおすすめ。

    というのも、基本的にその1頭が馬券に絡む期待値はかなり低め。

    加えて、1頭分の買い目を減らすことで馬券代を削ることが可能なので・・・

    回収率を相対的に引き上げる事が出来ます。

    オッズ理論を用いて実際にレースに参加してみた!

    ここまで、オッズ理論・オッズ断層について解説してきました。

    しかし、ここまではあくまで机上の空論。

    そこで、実際にオッズ理論を用いてレースに参加していきたいと思います。

    今回は参加するのは以下のレース。

    • 日時:2023年10月29日(日)
    • レース:新潟6日目全12R
    • 券種:3連複
    • 点数:1点1,000円

    結果は以下の通りです。

    レース 点数 結果 収支
    1R 15点 -15,000円
    2R 15点 -15,000円
    3R 15点 -6,900円
    4R 10点 +45,000円
    5R 15点 -15,000円
    6R 15点 -15,000円
    7R 15点 +16,800円
    8R 28点 +63,100円
    9R 28点 -28,000円
    10R 6点 -6,000円
    11R 3点 -3,000円
    12R 28点 -28,000円
    • 成績:12戦4勝8敗
    • 馬券代:183,000円
    • 払戻金:186,000円
    • 的中率:33.3%
    • 回収率:101.6%
    • 利益:+3,000円

    回収率だけを見れば、見事に100%以上と利益を獲得することに成功しました。

    ただ、利益はわずか3,000円。

    1日かけた時間と労力を考慮すれば、割にあわない感じもしますよね。

    オッズ理論は、安定感がある分回収率がそこまで期待出来ないことも考慮する必要があります。

    オッズ理論より儲かる?!利益を得るためのマル秘情報をご紹介!

    実際に検証した全12Rでは、見事に勝ち越したオッズ理論。

    しかし、安定感がある分回収率が大きなプラスになりにくいのも事実です。

    また、オッズ理論は出走直前で確認すれば確認するほど正確性が高くなりますが・・

    その反面、多大なる時間と労力が必要。

    「手軽に勝てると思ったのに話が違う!」

    そう思った方におすすめなのが・・・競馬予想サイトを使うという方法。

    競馬予想サイトは、競馬予想のプロが当たる馬を厳選して予想を公開。

    ですので、時間も労力もかけずに当たる馬の情報が入手可能です。

    オッズ理論と、オトナの競馬が実際に利用して優良と判断した競馬予想サイト「BAXIS」の成績を比較してみると・・

    サイト/項目 成績 的中率 回収率
    オッズ理論 12戦4勝8敗 33.3% 101.6%
    BAXIS 12戦10勝2敗 83.3% 775.3%

    ご覧の様に、オッズ理論よりもBAXISのほうが、圧倒的な的中率・回収率を残しています。

    その予想を元に買い目を自分で構築も良し、買い目に丸ノリするも良し。

    いずれにしても、オッズ理論だけを元にするより的中率・回収率が高くなります。

    オッズ理論を使った買い方まとめ

    今回は、オッズ理論から予想する買い方についてまとめてきました。

    オッズ理論は、誰でも簡単に実践が可能な買い方。

    競馬を始めたての方はもちろん、負け越している方も一度初心に立ち返る気持ちで実践してみてください。

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